IE9ピン留め
人生は たった一度だ 贅沢に (中田昌秀作)
この本は師匠の最新著作です。表題・デザインを手がけました。お買い求めの目印に。

前回から続く師匠のお話です。その名は中田昌秀氏。公開されているプロフィールによると、
 「ヤングオーオー」やグルメ番組の先駆的番組「味と旅」をつくった伝説の放送作家、坂町ブルースなどの作詞者、作家、詩人。そして、東の渡辺プロ・西の中田プロといわれた、200人もの芸能人をかかえる芸能プロダクションのオーナー、料亭やバーのオーナー、国政選挙に5回出馬、5回の結婚と5回の離婚。川柳の会の主宰、心斎橋大学の講師、そして真っ正面から困難なリハビリに取り組み法善寺に復活。
 これが、たったひとり、中田昌秀氏の人生(の一部)です。
表から見てもこんなに。それに衝突やら壁やらネガティブな出来事を加えると、いったい何冊の本が必要だろうとこわくなります。

 その人に、『さち』で会った。会社のオープニングパーティーの4日前。恩師に名刺を自慢していると、横からヒョイっと「もひとつやなっ」。はぁ?不審な気持ちいっぱいで見ると、ドナルドダックのシャツにダメージのキャップ、それでも悪趣味にならずヘンに似合っている60代(ほんとは70代)。「そうかなぁ〜?ええと思うけど、ねぇママ」と私。それから、論理的に改良点をまくしたて「まぁまぁの出来やな!」とポイッ。
 まんまとペースにはまった、強者だ。目についた日めくり川柳、その日のページの「キリストは痛そうだ(こんな意味)」の句をほめると「オレの句やっ」。あ、またやられた。そしてパーティーの前日に師匠から著書が届いたのです。それはそれは衝撃的な句たちでした。
そのときの私は、まだこんな濃い経歴を知らず、です、もちろん。


        前世では 俺だったかも 鰯焼く

        美味しいと 思うなという 皮下脂肪

        独断と 偏見ことが 早くすむ

        谷川は 水の重さで 滝になる

        元気そう 嘘と知ってて ありがとう

        斜めには 行けず真っ直ぐ 生きるだけ


すごすぎる。しかも最近の著作からだけのピックアップです。
「自分の中にないものは書けない」と、むかし誰かが言っていたけれど、ほんとにそうです。

 初対面の日から2度倒れられて、2度ともリハビリで法善寺に復活。
1度目は自力歩行、2度目は自動四輪歩行器で颯爽と現れたそうです。1度編集者の方と一緒に河豚をご馳走になったとき、最初から最後まで白子だけでお酒を飲んでいた。


         人生は たった一度だ 贅沢に


同感です。持ち物がゴージャスなんじゃなくて、気持ちがゴージャス。
そんな贅沢な人生を送りたい。そんな贅沢な老人になりたい。

私のリハビリは、覚悟が足りないのか、まだまだ。
ドクターXには「このままではテニス復帰はできませんね」と脅され、
リハビリ療法士の先生に「大丈夫、いけてる!」と慰められ。
なんか絶妙な連携プレイの病院で、ぽやぽやしています。
 
師匠におくる川柳を考えつづけていますが、まだできません。
全快までに、きっと、発表します。

ところで、師匠、次の本はいつ出します?
次の表題・表紙デザインのオファー、まだこないんですけどっ!!
早めにお願いしますね♡



Tags:# 
by earlgrey01 | 2008-09-08 13:14


<< 4足ウサギと3足カメ  法善寺の『さち』 >>